水田の世話をスタジオイン前にしています。
今現在は稲穂が緑でスクスク育っている最中で、おもな作業は水田にいれる水の調節と稲が病気にならないように注意をしてあげることです。
機械でバ〜〜〜〜ッとする作業もあるのですが、最終的な加減はやっぱり人の手になります。
夏の朝とて日ざしは強く、中腰になって雑草を手作業で駆除したり(除草剤は使わない)、害虫駆除の作業は背中にタンクと噴霧器を背負ってぬかるんだ水田の中を歩くのですがときおり足を取られて倒れそうになったりもします。コツコツ少しずつ取り組む様子はアニメ−ション作りと似ているような気がします。
余談ですが、少ない作付け面積で収..
2015ばか
美術背景のJ・Uです。
デジタル技術が進んでも絵そのもの魅力はやはり「筆の技」なのでしょうか?PCソフトの「フォトショップ」や「ペインタ−」を使用してフルデジタルでの背景作成もありえますが、絵の具による背景画の魅力とは少し趣(おもむき)が違うようです。
背景画の手順は原画スタッフの描いたレイアウトを下絵として、鉄筆やカ−ボン紙をもちいてその下絵を画用紙に転写します。画用紙を適度に湿らせておおまかにポスターカラーで塗っていきます。この行程を「地塗り(じぬり)」といいます。じつはこの地塗りが大変重要で絵そのものの出来具合いを左右してしまいます。
描いていて思うのですが背..
1998ばか
アニメーションの美術背景でおもに使う絵の具はポスターカラーなのですがどうしてこの絵の具をメインで使用することになったのか、長い間この画材とつきあってきて少しわかった部分を書いてみます。
ポスターカラーで描いた表面は「ツヤ消し」になりずいぶん落ち着いたイメージになり私はこの質感・テクスチャを大変気にいっています。
油彩画は力強い印象を受けますし、透明水彩画は清潔感がありどちらもすばらしい画材ですがじつはポスターカラーはどちらの表現もできる「万能」の表現力を持っている画材ということに気付きました。
アニメ作品の世界観を決める時に美術背景の画風をアクリル画風とか..